西郷 里奈 選手
2022年9月18日
シングルス予選 2回戦
センターコート | 第3試合 | 1 | 2 | 3 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
|
6 | 3 | 0 | ||||
|
2 | 6 | 6 |
まずは本選出場おめでとうございます。この試合振り返って一言頂けますでしょうか?
初めてのWTAの大会でワイルドカードを頂けて、すごく楽しみな気持ちで、この予選2試合をできたかなと思います。
今回初めてのツアー大会ということで良いのですね?予選も含めて初めてですよね?
はい、そうです。
それが突然このレベルで、あの本選まで出場できたというのは、一体何がこんなに飛躍の要因になったと思いますか?
正直、結構練習量とかも今までよりも増やして、より細かいところまでしっかりやることやってという積み重ねが、今回こうやって、試合の結果に出せたのかなと思います。
今の質問の続きというか、その「細かい練習をやってきた」というのは、今例えば練習環境や拠点、コーチなど、そのあたりを変えたりとかしていたのかというのと、いつぐらいからそういう練習というのをやっていたのか。そういうふうにしようと思ったのは、ちょっとツアー離れて基礎をしっかり磨こうとか、そういう思いがあったのか、その辺教えて頂けますか?
ジュニアを卒業して、4年前にこのチーム自由が丘を拠点にやり始めて、そこでまずは基礎からしっかりやって、たくさんボールを打っていました。この期間はそんなにトレーニングの時間を強化しようとかは特に考えていなくて、コロナが明けて試合を回りながら、たくさん練習して、試合していました。ずっとコロナが明けてからコートに立っていたという感じです。
練習環境は変わっていない?
はい、そうです。
予選の昨日の試合で、ソフィア選手という実績もある選手が、なかなか上手い選手だったと思うのですが、あの試合をあのスコアで勝てたというのは、まずどういうところが良かったと思いますか?
サーブもすごく良い選手で、サーブからの展開でフリーポイントもすごく多かったのですが、そういうポイントがあっても、慌てずに落ち着いて、「試合をやりきる」という考えで最後までできて、相手が崩れてきたときも落ち着けていたので、あのスコアが出せたのかなと思います。
今日の試合なのですが、第二セットで1-3までリードされて、そこから突然大逆転し、一ゲームも落とさないで勝ちましたが、そこで何を変えて、どうしてそういう流れになれたのでしょうか。
セカンドに入ってから、自分の持ち味の鋭い攻めというのをもっと出していこうと思って入って、それが最初はあまりちゃんと噛み合わないまま1-3まで行ってしまって。それでも、「もうここまで来たらそれをやり通そう」と思って、そのままもう引かずにやり続けました。
最初のセットは緊張とかでできなかった?
いや、緊張ではなく、ファーストセットは、そこまで自分から無理に攻めていくというのは、あまり出していなかったのですが、セカンドから変えて、そこでも別に緊張とかはなかったのですが、なんかうまくデュースとかも取れなくて。でもあのスコアになっても気持ち的にはそんなに焦っていなかったのが一番良かった。
今回ちょっとそういう勝てそうな予感みたいなもの、「これいい流れがあって、今ちょっと自分なんかいろんなものが噛み合ってきているな」みたいな、そういう予感がこの大会に入る前にあったのかというところと、もう一つ、ツアー回っている中で結構クレイの試合にも多く出ていたかなと思うのですが、その辺りは何か狙いがあったりしたのかとか、そういうところが今回の勝利に生きていたのかとか、そういうことではいかがでしょうか。
クレイの試合で、だいぶテニスの展開とか、相手との駆け引きとか、そういうのはだいぶ前よりできるようになっていて、そこは一つ「自分のものにできているところかな」というのがあります。ただ、今回のクレイの大会では、マッチポイントから負けてしまった試合とか、本当にあと少しで勝てそうなところから負ける試合というのがこの間の遠征で多くて、結果、自分の気持というのが大事というのを、改めて先日とは別に感じて、今回はチャレンジャーの気持ちで思いっきり やろうというよりは、今まで遠征を回って分かったことを、とにかくやり切ろうという気持ちでやっていました。
本選の相手ってもう知っていますか?
はい、知っていますが、相手のプレーなど細かいことは、まだ知らないです。
それでは、初めてのWTAへ向けての意気込みなどをお願いします。
まずは予選を突破して、本選に行けたことはすごく嬉しいですし、本選という舞台で戦えるのはすごい楽しみです。それでも今やっていることを出して、落ち着いてプレーしていけたら良いなと思います。それで結果が付いてきたらすごく良いなと思います。