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ポストマッチインタビュー

土居美咲 選手

2022年9月19日

シングルス本戦 1回戦

センターコート 第4試合   1 2 3
●ジャン・チンウェン (CHN)
6 6  
土居 美咲 (JPN)
2 4  

まずは、一言で今の試合を振り返って頂けますでしょうか?

そうですね。彼女(Z.チンウェン選手)は最近勢いのある選手で、かなりパワーヒッターだったので、最初の2ゲームは長いデュースがあったり、チャンスがありながらも、そこを取りきれなかったことで、少し相手のペースになってしまいました。セカンドの、特に序盤は相手のパワーに少し押されてしまって、なかなか突破口を見出せなかったので、そこらへんで差が出たのかなと思います。


今、相手のあのパワーの前に突破口を、というお話でしたが、本当は土居さんとしては、もう少しスライスを使ったりとか、緩急を使って相手のリズムを崩したいというようなプランやビジョンとかは持っていたのでしょうか?

そうですね、相手がしっかりと構えていたら結構厳しいなというのがあったので、そこでタイミングをずらせたらと思うところもあったのですが、なかなかタイミングも早かったり、少し自分の中に余裕も無かったり、パワーに押されてしまったところが今日は大きかったかなと思います。


この東レPPOの開催が3年ぶりということで、ようやく土居さんのプレーを日本のファンは観られるという状況までこぎつけた形になりました。その観客の前でプレーできたことを土居さんが今回どう思われたのかということと、やはり欧米と比べてまだまだ日本のコロナに対する、対応の差があると思うので、そこら辺の実体験について、土居さんが感じられていることも教えて頂けますか?

そうですね、もう本当率直に、3年ぶりにこのような国際大会が開催されたことと、ファンの方の前でプレーできたというのは純粋に嬉しいです。そして、難しいところなのですが、やはり海外を転戦していると、コロナの規制というよりは「もう少し経済も回そう」「今までどおりの生活に戻そうよ」という空気感だったので、日本に帰ってくると少し窮屈な感じは否めないというか。もちろんマスクもそのままですし、声出しもしづらい空気、ファンとの接触がダメという…。もうちょっと良いのではないかと、どのくらい言っていいのか分からないですけど、やはりこうやって有観客でやると、皆さん何を楽しみに会場に来るかというと、選手とどれだけ触れ合える時間があるか、サインをもらえたり、選手のみんなと写真を撮れたりとか、そういうところを楽しみに来て下さるファンの方がたくさんいて。私たちもサインしたいし、写真を撮ってあげたい、ファンの方たちに喜んでもらいたいという思いは、たぶん選手みんなあって。特に、選手のみんなは海外を転戦して日本に来ているので、より感じる部分が大きくて。もちろん日本の状況を理解していますが、もう少しファンの方たちとの触れ合いをさせてもらえないかなと思います。


ダブルスで奈良さんと組んでプレーされていますけど、このダブルスの試合は特別な試合になるかと思うのですが、土居さんはこの試合に対してどのような気持ちがありますか?

そうですね。くるみとは、ジュニアの頃からずっと一緒にやってきた仲ですし、自分が大変な時とかも「彼女が頑張っているから頑張ろう」とか、その逆もあったと思います。そういう意味で、本当に良い関係性でここまで来られた二人の仲なので、色々な思いもありますし、最後の試合に一緒に戦える嬉しさもありますし、本当に楽しくプレーしたいなと今は思っていますが、どのくらいちゃんとした試合ができるかと思ったりもします。ただ、本当に楽しく一緒の空間を過ごせたらと思いますし、もちろん勝ちに行きます。


奈良さんの話で、引退するというのを聞いた時というのは、どのような気持ちでしたか?

もう本当に「寂しいなあ」というのが一番ですね。やはり同じ大会に出ていなくても「彼女が頑張っているから私も頑張ろう」みたいな、そういうところが自分の中にあったので「あ、もう一緒に戦えないんだな」と純粋に思いました。でも、やはり本人がそう決断した時が、その時だなとも思うので、彼女が頑張ってきたことも知っていますし、どれだけテニスにかけてきたかというのも知っているので、そこは尊重して、これからテニス以外の人生も、充実した人生を送ってもらえたらなと思います。本当に最後は一生懸命頑張ります。


土居さんご自身の話に戻りますが、今コーチをつけてないという状況でやっていらして、ご自身としては少し開放感があるという言い方は変ですが、「そういう中でしばらくやっていこうかな」という感じなのか、それとも、どこかのタイミングでつけたいと探しているような状況なのか、その辺りはいかがでしょうか。

今現在、コーチは探していません。自分を少し信じてみてというか、「自分のやりたいことを一旦やってみたいな」という気持ちの方が強いので、今は少し自分の感覚や考え方に耳を傾けながらやっていこうかなと思っています。ただ、それが何か月か経って、「あ、ちょっと今誰かのヘルプが欲しいな」と思う時が来るかもしれませんし、やはりタイミングなので、焦っても仕方がないかなと思っています。今は、その時の自分の気持ちのままに行動していければと思っています。


先程のコロナ前になかなか戻らないという話でいうと、中国が全然大会を再開させないということがあると思います。日本の大会があるけれども、中国はないというのは、スケジューリングの面で何か難しいところがあるのか、中国で戦いやすいのか戦いにくいのかも含めて、何かありますか?

中国に限らずではありますが、やはりアジアの大会が本当に少なくて、特に韓国の大会があっても同じ週というもあって。インドでもありますが、アジア遠いなというのも思います。やはり選手として考えると、スケジュールは本当にしづらいです。一大会のために、ヨーロッパやアメリカから行くかと考えると、少し考えづらいかなと思ってしまうので、そういう意味では、この大会に来ている方は、本当に日本が好きなのだと思います。ただ、やはりもう少しアジアを増やして下さいとは思います。


奈良さんとのお話に戻ります。いつ頃の大会か忘れてしまいましたが、たしかどこかで二人で組んだ時に、「もう私たち、組むのはやめよう」と、そこで誓いあったというようなことを言っていた気がするのですが、今回はどちらから声を掛けて、どのように(ダブルス出場が)決まったのでしょうか?

くるみに声を掛けてもらいました。引退の報告を受けた食事の場で、「ちなみにダブルスの相手って決まっている?組んでもらえない?」と言われて、「はい、ぜひ」と返事をしました。
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