• TOPICS トピックス
  • TICKET チケット
  • 試合予定と結果
  • ライブスコア
  • PLAYERS 出場選手
  • フォトギャラリー
  • MOVIE GALLERY ビデオギャラリー
  • ACCESS アクセス
  • VENUE MAP 会場マップ
  • OUTLINE 大会概要
  • HISTORY 大会の歴史
  • MAIL MAGAZINE メールマガジン
  • SPONSOR スポンサー

ポストマッチインタビュー

大坂 なおみ選手

2022年9月22日

シングルス1回戦 ※ダリア・サビル選手左ひざ負傷による途中棄権により大坂なおみ選手の勝利

センターコート 第5試合   1 2 3
●大坂なおみ (JPN)
1    
ダリア・サビル​ (AUS)
0    

ダリア選手の怪我があって、思ったよりも早い試合になってしまいましたがどのように思っていらっしゃいますか?

「とても怖いシーンを見てしまったな」という気もしています。どの程度の怪我なのかは、もちろん今は分かりませんが、彼女はまだ怪我から戻ってきて間もないので、そういった状況でまたあのように怪我をしてしまったことは、本当に私も悲しく思っていますが、何よりも無事に回復されること、そしてそれほどひどい怪我ではないことを祈っていますし、この後また戻ってきて、力強く戦ってもらえればと思っています。


全米の時も昨日もフォアハンドのことをすごい気にしており、今日1ゲームしかやってないですが、自分の中でフォアハンドの感触はどんな感じでしたか?

もちろん今日はそれほど多くプレーできなかったわけですが、フォアハンドは徐々に自分らしさが戻ってきているなという感触があります。今日、試合ではなかなか試すことができなかったですが、練習ではいくつかいいフォアが打てていたので、次の試合でしっかりと良い形で出せればと思っています。


3年ぶりに日本のファンの前でプレーできたことについて、率直に大坂さんがどう思っているかということと、最後、サイン会を行いたい、ファンとの交流を楽しみにしていたと思いますが、そこも教えてください。

この会場でというより、ファンの皆さんにお会いすることが本当に久しぶりだなという気持ちでしたので、今日もこのような天候の中、皆さんが足を運んでくださったことに心から感謝しています。そうするとやはり、私としてもできるだけ多くの皆さんにサインをしてあげたいという気持ちになっていました。特にお子さんたちもたくさん来てくださっていたので、ぜひ最後にサインをしたいと思っていましたが、残念ながら「今日はしてはいけないよ」と言われたので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですので、今後何かしらの形で皆さんにお返しする機会を持てればと思っています。


東レPPOテニスでは過去、セカンドラウンドに進んだら必ずファイナルまで行く結果を残していますが、大坂選手はそういったか過去をポジティブに考えるのか、それとも「one game at a time」と考えているか教えてください。

今、間違いなく1試合ずつというアプローチをとっています。現時点での気持ちは、私が今日の試合に勝利したというのは本当に妙な気持ちで、正直に言って私は勝ったという気持ちにはなっていません。ただ、結果的に私は次のラウンドに進むのですが、今のところは決勝というのは頭に入っていません。「1試合ずつ確実に戦っていきたい。着実にこなしていきたい」と思っています。次の試合は木曜日と聞きました。その試合に向けてまずは集中していきたいと思います。


次の試合はアダッド マイア選手ですが、彼女のインプレッションを教えてください。

彼女とは当たった事がないと思っていたのですが、今みたら2015年、かなり昔ですけれども、私が若い頃に対戦していました。そこから当然、私も彼女も、それぞれ成長していると思いますし、今のところ彼女がすごく良い形で試合をこなしていることは知っています。左利きで、背が高い選手だということも分かっており、テレビ・ビデオで見たり聞いたりしたことはありますが、実際に彼女の試合を目前で見たことはありません。お互いにしばらくぶりの対戦ですから、非常に楽しみな面白い試合になると思っています。


ダリア選手と試合後、何かお話ししていたようですけれど、もしよかったらその内容を教えてください。

とにかく彼女に、「今後よいことがあるように祈っています」と伝えましたし、さっきも言いましたが、彼女が怪我から戻ってきたばかりなので非常に気持ちも複雑だと思ったので伝えました。それが本当に自分の正直な気持ちでしたし、怪我をすることが本当に喜ばしいことではないことはよく知っているので、そういった言葉をかけました。


コート上でのインタビューで、自分自身も今年は怪我の多い年だったとおっしゃっていましたけれど、あなたからダリア選手に対して何かアドバイスはありますか?このような怪我をした状況で、どのように怪我と向き合えばいいか、どのような気持ちを持てばいいか、アドバイスはあるでしょうか?

正直なところ、私のほうが彼女から学ぶことがあると思っています。というのも私はキャリアの中で、コート上の観客の皆さんの前でひどい怪我をした経験がありません。私自身、今年怪我に悩まされた初めての経験をしている年だと思っていますので、その怪我をこれからどのように対処していけばいいか、まだ自分でも模索している段階です。だからこそ、彼女からアドバイスをもらう立場だと思っています。


大坂さんが今一番欲しいのは、例えばランキングなのか、実戦経験、一つでも多くの試合をすることなのか、それとも良い練習、良いトレーニングをすることなのか、今は何が一番欲しいと思っていらっしゃいますか?

私は試合をしていくことが一番やりたいことだと思っています。そしてその試合をした後に勝利、あるいは敗戦になるかは別として、自分自身がその試合でやったこと、自分のテニスに対してハッピーでいられてコートを去れればそれが一番今、自分が望んでいることです。というのも自分が戦ったここ2,3試合では、ある程度のフラストレーションがありました。落ち着いた気分でコートを去ることができませんでしたので、今回の東レPPOでは、自分としても過去にもいい経験をしていますし、自分の大好きな大会でもありますから、たくさんのファンの皆さんの前でそういった気持ちになって勝つにしろ、負けるにしろ、自分がここでしっかりといいものを成し遂げたと、ここまで学んできたことを自分なりに消化して、良い形で試合に出せたという気持ちでコートを去れればと思っています。


サビル選手が足を痛めてコート上に倒れてしまった時に、大坂選手がすぐに駆け寄った姿が印象的でしたが、あの時の心境を教えてください。

自分も本当に怖い気持ちになっていました。最初、彼女の叫びを聞いた時は、もしかしたら彼女のフォアハンドが外に出たことに対して何か怒りを覚えているのかと思いましたが、そうではなくて、痛みに苦しんでいる声だったと分かった瞬間に、とても怖い気持になりました。アスリートとして考えると、ある程度の痛みは我慢できますが、あれだけ痛みを露わにして、しかもこれだけたくさんのお客様の前で、そういった姿を見せなければいけないことは、本当に大変な状況なんだと感じました。
ページTOPへ