土居 美咲選手/奈良くるみ選手
2022.09.21
ダブルス2回戦
ショーコート | 第3試合 | 18:30以降開始 | 1 | 2 | 3 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
|
2 | 4 | |||||
|
6 | 6 |
試合終わりまして、お一人ずつ感想いただいてもよろしいでしょうか?
奈良選手:すごく久々のダブルスだったので、正直ちゃんとした試合になるのかという不安もあったのですが、思ったよりも自分たちのプレーも良かったですし、セカンドセットを獲りきるチャンスがあったと思うので、そこを獲れなかったのは悔しいですけど、最後まで勝ちに行くということを考えながらプレーできて終われたことはとてもよかったと思います。
土居選手:本当にこの試合をどんな感じで迎えるんだろう、とダブルスを組むと決まった時から思っていたので、ちゃんとした試合ができるのか、感傷的になってしまうのか、と思っていたのですが、最後まで勝ちに向けて、自分たちで模索しながらプレーができて、もちろん負けて悔しい思いもありますけれど、最後までファイトできたことは私たちのプレーとしてはよかったことかなと思います。
土居選手:本当にこの試合をどんな感じで迎えるんだろう、とダブルスを組むと決まった時から思っていたので、ちゃんとした試合ができるのか、感傷的になってしまうのか、と思っていたのですが、最後まで勝ちに向けて、自分たちで模索しながらプレーができて、もちろん負けて悔しい思いもありますけれど、最後までファイトできたことは私たちのプレーとしてはよかったことかなと思います。
試合が終わった後、お互い涙を流されて長く言葉を交わされていたと思うのですが、どんなことを話されていましたか?また、これまでも何度か話されていたかもしれませんが、小学生の時に出会ったときの馴れ初めといいますか、最初の印象を教えていただけますか?
奈良選手:本当に「みっちゃん(土居選手)ありがとう」という言葉しか最初は出てこなくて、この最後の場で一緒のコートに立てたことが本当に嬉しかったです。これ以上の終わり方はなかったと思うので、本当にありがとうという気持ちを伝えては二人で泣いていました。馴れ初めは…(笑)、みっちゃんは今でこそあれですけど(笑)昔はすごく人見知りだったので、最初はこの子と仲良くなれるのかなと不安になった、成田空港での遠征の待ち合わせをすごく覚えています。飛行機の中でも一言も発さなかったので…。でも、4~5週間の14歳以下の協会の遠征ですごく仲良くなりましたし、何より当時からテニスの考え方、価値観がこの子と凄く合うなというのが印象に残っていて。13歳くらいから本当ずっと一緒ですけど、そこから一緒に成長できてきたかなと思います。
土居選手:そうですね。私が一番覚えているのは、多分全国小学生テニス選手権大会で初めて対戦をしたとき、もともとやっぱり奈良くるみ選手はめちゃくちゃ強くて、皆さんご存知だと思うのですが、雲の上の存在というイメージでした。確かベスト16とかで当たって61,61で負けた記憶があるのですが、その時に確か全小(全国小学生テニス選手権大会)の会場が白じゃないといけないんですけど、(奈良選手が)5分間のウォームアップだけ真っ赤赤のウェアで登場して、「え、強い人はこうなのかな」と思って。その時はもう本当に「うわ、奈良くるみ選手だ!」みたいな。私からしたら本当に雲の上の存在という出会いでしたが、そこからさっき話にあったヤングスターや、アンダー14、ワールドジュニアの世界大会を一緒に戦ってすごく仲良くなって、お互い切磋琢磨し合いながら、プロになってからも、「くるみが頑張っているから自分も頑張ろう」とずっと思いながらやってきたところがあるので、「もう本当に最後を迎えるのか…」という思いはありますけど、くるみと今までずっと一緒にやってこられたことは本当に選手としては幸せだったなと思います。
土居選手:そうですね。私が一番覚えているのは、多分全国小学生テニス選手権大会で初めて対戦をしたとき、もともとやっぱり奈良くるみ選手はめちゃくちゃ強くて、皆さんご存知だと思うのですが、雲の上の存在というイメージでした。確かベスト16とかで当たって61,61で負けた記憶があるのですが、その時に確か全小(全国小学生テニス選手権大会)の会場が白じゃないといけないんですけど、(奈良選手が)5分間のウォームアップだけ真っ赤赤のウェアで登場して、「え、強い人はこうなのかな」と思って。その時はもう本当に「うわ、奈良くるみ選手だ!」みたいな。私からしたら本当に雲の上の存在という出会いでしたが、そこからさっき話にあったヤングスターや、アンダー14、ワールドジュニアの世界大会を一緒に戦ってすごく仲良くなって、お互い切磋琢磨し合いながら、プロになってからも、「くるみが頑張っているから自分も頑張ろう」とずっと思いながらやってきたところがあるので、「もう本当に最後を迎えるのか…」という思いはありますけど、くるみと今までずっと一緒にやってこられたことは本当に選手としては幸せだったなと思います。
(奈良選手への質問)先ほどの引退セレモニー、みっちゃんだけじゃなくて、色々な選手、先輩、後輩が集まって奈良さんの功績をねぎらったという形でしたが、あの雰囲気を振り返っていただいて、どういうことを感じていらっしゃったのでしょうか?
あれだけの選手、一緒に戦ってきた仲間が集まってくれたのは、本当に嬉しいことですし、テニスというのは、個人スポーツなので本当ならみんなが敵というところもありますけど、やっぱり世界で戦っていく同じ日本人として、すごいいい仲間を持ったなと今日心から思いましたし、皆さんに本当に涙でお疲れ様と言っていただいたことはすごくずっと思い出に残るだろうなというくらい、自分の中ではいい選手生活が送れてきたなと実感できました。
(奈良選手への質問)コートの上でもすごく楽しいプロ生活だったと言っていましが、普通の女の子が経験できないことを色々経験された中で、プロテニスプレーヤーとして何が一番楽しかったと振り返りますか?
一つではないと思うんですけど、毎週勝敗がついてくるこのツアーで、苦しい時もありますけど、それよりも「私、ちょっと成長できているな」「頑張れているな」と感じられることがこの何年間か本当に楽しかったです。原田夏希さんとのテーマの1つに「勝っても負けてもいい試合すること」というものがありましたが、勝敗関係なく、自分で毎日毎日、頑張っているな、努力できているなと思えて、それが結果に繋がった時の喜びというのは本当に言葉で表すことができないくらい、すごく楽しかったなと。そういったところが、このツアーの楽しさかなと思います。
(奈良選手への質問)この後イベントとかもあるかもしれないですけれども、ひとまず色々解放されて、一番今やりたいことはどんなことですか?
まずはやりたいことというよりは、このいかつい筋肉を落として女性らしい体になってみたいなという願望がありますけど、食べることが好きなので、数人からは「逆に太るんじゃないの?」と言われたりもします…(笑)。あとは、時間関係なくカップラーメンとかを食べてみたいです。
先ほど、原田夏希コーチの話が出ました。約10年一緒に頑張ってきて、リオデジャネイロのツアータイトルやUSオープンの3回戦で加治さんに勝ったり、ヤンコビッチといい試合したりと、いい瞬間を共有してきたと思いますが、改めてコーチと一緒に回れて、楽しいことばかりではなかったかもしれないですが、いい実績を残してここまで頑張れたっていうことに関してはどうでしょうか?
原田コーチがいなければ、今の私は本当になかったですし何より先ほどツアーの楽しさについてお話ししましたが、夏希さんとだからここまですごく楽しく、自分のテニスの向上に向けて楽しんでこられたかなと思いますし、負けて辛い時もありましたし、夏希さんは本当に厳しかったので数え切れないぐらい怒られて、「くそじじい!」と思ったことも何回もありますけど(笑)、それでもやっぱり夏希さんが一緒にずっと戦ってきてくれたことにすごく感謝していますし、夏希さんと最後まで来られたことが何より私の選手生活の中で嬉しかったことの一つです。