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ポストマッチインタビュー

POST
MATCH
INTERVIEW

2023.09.25

内島 萌夏選手

シングルス本戦1回戦
センターコート第二試合 1 2 3
★ケイラ・デイ(USA)
内島 萌夏(JPN)
内島 萌夏選手

ケイラ・デイ選手に対してどういうプランで臨まれて、その結果試合の中でどう生かされたのでしょうか?

昨年も2回対戦していて、彼女もそのときからランキングがすごい上がって調子がよくて、いいプレイをする選手だとわかっていたので、でも自分は自分で今やってきている課題を試合の中で、しっかり出そうと思っていたんですけど、思ったより相手もサーブも良かったし、結構しつこくやってきていたので、自分はスコア的には結構離れたスコアになりましたけれども、ゲーム内で0ポイントとかデュースとかいっぱいあったので、そういうところがとり切れなかったのは少し残念でした。

左利きの結構良いサーブの持ち主で、リターンゲームは難しかったと思いますが、リターンゲーム振り返ってみていかがでしょうか? もうちょっとこうしておけば、ということがあったら教えてもらえますか?

久しぶりに左利きの選手と対戦しました。でも自分は昔から左利き選手に苦手意識はなかったのですけど、今日は思ったより彼女のサーブはコースも球種も混ぜてきていて読みづらかったというのが一番大きかったです。
プレイとしては、もうちょっと今日は思い切りよくプレイできず、結構甘い球なども入れきれなかったので勇気を持ってもう少し攻めていければよかったかなと思います。

今、中国で活動されているBJKナショナルチームのほうで杉山さんがキャプテンだったり、奈良さんがコーチのような形でアドバイザーとしてついていたりされますが、そのあたりの方たちとコミュニケーションをとったり助言を受ける機会が多いのと思いますが、その人たちとはどのような距離感なのでしょう?また具体的な助言などはありますか?

杉山さんとくるみさんは、昨年後半から結構関わるようになりました。二人とも世界を見てきた選手なので、もちろん自分に必要なこと…詳しいことは言いませんが(笑)、これから自分が上に行くにつれて必要なことを、技術面だけでもくメンタルとか、全体的にアドバイスしてくださるので、すごいありがたい助言をいつもいただいています。

今シーズンの戦いを全体的に振り返っていただきたいのですが、年始めは小瀬オープン本選デビューも果たし、いいスタートを切れていましたが、ランキング100位後半をじりじりと動いているこの状況を、ご自身でどう受け止めています?

今シーズンは苦しい一年でした。まだ終わってはいませんが、去年は凄いディフェンダも何もなかった分上がるだけだったので、怖いもの知らずで何もかもが上手くいっていた分、今年はやっぱりディフェンダもあったり、上のレベルで戦うこともあったりで、自分が思い通りにプレイできる時間帯が今年はすごく少なく……でもテニスは一年ずっと試合が続いていくので、ランキングはもちろん勝たなければ落ちるし、去年よりも周りも期待もするだろうし自分自身ももっとできるって期待しちゃう分、今年は上手くいっていなかったので、気持ち的にも苦しい一年になりました。

拠点を中国にしているということで、中国の選手だけではなく他の国の選手も一緒に練習できると聞いていますが、練習環境としてどういったところが自分にとって良いと思いますか?

正直コロナになってからは海外の選手も中国に入れず、ここ最近は中国の選手と練習することが多かったのですが、自分は運よく中国に入国してから大会がなくなり中国に残ることができて、コロナシーズンはヂュー・リン(ジュ・リン)選手やサイサイ(ジェン・サイサイ)選手などトップの選手と毎日同じコート、同じ環境で練習できるのは自分のためになりました。
サイサイ選手は今怪我をしていますがヂュー・リン選手はキャリアハイを今年出しています。ツアーでも身近に同じチームの選手がいるのは刺激になりますし自分も頑張ろうと思えるので、自分は凄く気に入っています。

ヂュー・リン(ジュ・リン)選手、ワン・シンユー選手は優勝しましたけれど、今の中国の選手、身近な人たちの活躍をどう見ていますか?また、活躍の理由はあると思いますか?

中国も中国で、国内でもライバル意識をもって多分みんな頑張っていると思いますし、自分はヂュー・リン選手が全英ベスト16、全豪ユースに入って、身近な選手がそういった結果を出すと自分でもできるっていう自信をくれたりします。シンユーもダブルスで優勝したりシングルスもキャリアハイだったり。一人が結果を出すと自分もできるという気持ちにさせてくれるので、それが理由かはわかりませんが、お互いに刺激を与えあってるのが大きいかなと思います。