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ポストマッチインタビュー

POST
MATCH
INTERVIEW

2023.09.26

土居美咲選手

シングルス本戦 1回戦
センターコート 第五試合 1 2 3
PETRA MARTIC(CRO) 5 2
★土居 美咲(JPN) 7 6
土居美咲選手

まずはおめでとうございます。あの勝利の直後は、こう目が真っ赤になって、涙がこう溢れていたような感じ。その後はもう泣くことで、笑顔がどんどん出てきて、いろんな感じがこうグルグル巻いてたように見たんですが、ちょっとその時の気持ちをどうだったのか教えてください。

えっとまずは本選のドローが出た時に、マルチッチ選手とやれるっていうのがまず嬉しくて。やっぱりグランドスラムの常連で、今までも私も戦ってきた選手とこんな舞台で戦えるっていうのがまず嬉しいっていう感情で、まあもちろん強い選手なので、今日で最後になるかもしれないと思いながら試合には挑んでいて。ただ、あの、もちろん試合に挑むからには勝ちに行きたいし、勝ちたいっていう思いであのやっていたので。
うん、まあ、本当に最後まで。
勝てると思ってなかったのが正直なところもありますし。
うわ、勝っちゃったみたいな。あのうわあ、最後じゃなかったみたいな感情でもう本当、いろんな感情が出てきました。

お疲れ様です。おめでとうございます。立ち上がりからこうかなり飛ばしているというか、どんどん打ち込んでいるっていうので、調子がいいのか、あるいはこう腰のこともあっていけるところまでも飛ばすみたいな感じだったのかなと思いながら、ちょっとこう見ていたんですけれど、ご自身の感覚としてはどういう入り方だったんですか?

もう悔いなくやりたいと思っていたので、まあ、正直、自分の腰がどれくらい持つかって分からなかったので、ただ時間が経過するとともに悪化してくるっていうのが、今までの傾向なのであのなんていうんですかね、自分ができなくて後悔するのは嫌だなと思ったので、もう変な話、ファーストセットで飛ばしきって、それでセカンド戦えなかったら、それはそれだなっていう思いもあったので、あのー、先手必勝というか、あのー、やっぱり離されたらなかなかちょっとゴテゴテになって難しいなと思っていたので、とにかく飛ばしてというか、やろうかと思ってました。

おめでとうございます。今日最後かもしれないっていうあの思いがあったっていうことなんですけれども、えっと入る前っていうのはやっぱり最後かもしれないっていうのは何か違ったでしょうか?それとも意外にいつもと変わらないなっていうその最後かもっていう覚悟を決めて、コートに立った時の思いっていうのはどうだったでしょうか?

やっぱり違いましたね。今までとは。最後かもしれない、と。まあ、いつも通り入ろうとは思いつつも、でも最後だなと思って、はい。
まあ、試合前とかもまあ予選もそうなんですけど、緊張は結構していて、ただ本当に最後の試合になるかもしれないということで楽しもうという気持ちはすごくありました。

あの先ほどもちょっと腰のお話しされてたと思うんですけれども、試合中、ちょっと度々ストレッチしているような様子を見当てて、実際、あの試合中の腰の状態っていうのはどういう感じだったんでしょうか?

ええとファースト序盤はまあそんなに気にならない状態で、いつも大体そうなんですけど、気にならない状態で入れて、本当にファースト後半ぐらいからちょっとしんどくなってきてっていう感じでなので。
なるべく早く終わらせたいけど、あのもちろんあの相手も素晴らしい選手なので、絶対カムバックしてくるだろうなという緊張感もありつつ、あのどれぐらい持ちこたえられるかなとはちょっと思いつつというまあ。
うん、本当に。
なんとかストレートで勝てたのは、すごく自分にとってもまあ次の体制を考えるとすごくありがたいです。

「ええ、勝っちゃった」っていう感じだったというふうにおっしゃっていたんですけども、結構相手はフォワーの方に打たれるとアウトしたり、ネットしたりっていうミスが多かったかなと思うんですが、それはこう狙っていたところはあったのかっていうことと、あとまあセカンドセットリードしてきて本当に勝てるのかなってちょっと思い始めたのって、どんなタイミングだったのでしょうか?

えっとそうですね、まあ相手になるべく、時間を与えないようにプレイしようと思っていて、自分が責める形、相手がディフェンスの形ができるだけその形の時間を多くしたいなという思いでは戦っていました。でまあ、相手もタイミングが、最後までちょっと合わないような感じもあったので、そういう意味では自分としては戦い方良かったのかなと思います。
え、なんでしたっけ?どのぐらいからこうああ、どのぐらいから?
いや、正直最後まで思ってないかもしれないです。やっぱりそれだけいい選手という、まあ、自分としても相手を認めているところもあったので、絶対戻ってくるだろうと思ってまあ。
そう思っていたのがある意味、緊張感というか、自分の最後までなんていうんですかね。やりきらないと勝てないっていうのは自分の中で思っていたので、そういう意味ではいいプレイが最後までできた要因かなと思います。

今日戦ってみて、まだこんだけやれるじゃんって思いがあったのかどうかっていうことを引退ちょっとまだ早いかなっていう風になるかどうか、ちょっとお伺いできます。

なんていうんですかね?
自分はまだやれると思ってます。あの痛みがなければ、腰の状態が良ければ全然トップで戦えるっていう、思っているのでまそういう意味では、この結果にもちろん驚いているんですけど、驚きはないっていうなんか難しい表現にはなるんですけど。
まあ、ただあのやっぱりこういうツアーっていうのは本当に連戦連戦っていうところで、まあなかなか一年間戦い抜くっていうのはちょっとさすがに難しいのと、やっぱり2時間3時間を毎回毎試合っていうのが自分が一番難しいところなので、まあこうやって早く試合を終えられるっていうのが、まあ一番多分勝利に近づく方法だと思うので、今日は本当に自分にとってはラッキーというか、うまくいった試合だったなと思います。

まあ、体のそういう状況の中、今日の最後まで腰も保って、納得できるプレイができた要因というのは何だったと思いますか?ということと、これぐらいのあのプレイができたのはいつ以来とかってありますか?

えっと要因、まあ、本当に強い選手とやるっていうことで、最初から反応をしっかりしようって、すごい思っていて、ちょっとなんていうんですかね?
なんか切れがやっぱり悪くなるんですけど、まあ自分の武器は切れでもあったりするし、フットワークっていうのが自分の武器だったりするので、もうそこは結構試合の前からあの意識をしていて、うん。まあ、こういうプレイ、いつ以来かわからないですけど。
なんか私が戦ってきた場所っていうのが、やっぱりハンドレッドの中で戦ってきている部分もあるので、ある意味、ボールって私にとって打ちやすいというか、戦いやすいというか、あのボールの質だったりも引き上げてくれるところもあるので、逆になんかI T Fちょっと回るときは、ある意味苦戦するというか、ちょっとボールが遅いっていう言い方してあれなんですけど、重さだったり、そういうのが自分にはこのレベルがフィットしているところもあるので。ただ、ここ最近そういうレベルの選手と戦う機会がなかなかなかったところで、なので、試合前からすごいワクワクしていて、あのこういうパフォーマンスができたことには本当に嬉しく思ってます。

あの次がマリア・サカーリ選手ということになるかと思いますけれども、初対戦かと思いますが、彼女をテニスをどんなふうにご覧になっていて、ご自身がどんなプレイを2回戦やっていきたいかというところを、お願いします。

いや、もうこんな素晴らしい選手とやれると思ってなかったので、本当にワクワクしてますし、彼女もあのちょうど優勝してきてっていうところなので、まあ間違いなく調子も上がっているし、自信も増えてきているところだと思うんですけど。
まあ、そうですね。本当にフィジカルが強い選手なのであのかなり、ダフな戦いになるかなと思うんですけど。

まあこんな機会本当にないと思うのであのまあ、自分のできるベストを尽くしたいですし、まあ、自分としてはなんだろうな、優勝した次の大会で結構難しいなあっていう自分の体験談としてあるのであの、遠いところから来てっていうのも標高とかもあると思うので、そういう意味ではあのなんか少しでもチャンスないかなと思いつつ、あの次挑みたいなと思ってます。

ちょっと最後に今日のインタビュアー、オンコートとインタビューはちょっとサプライズというかあれでしたけれど、ああいうふうな形でまあ、この去年は逆の立場でいましたけれど、こういったあの映像を送られてなんか思うとこありましたか?

いやー、嬉しいですよね。やっぱりこうやってあの彼女が(奈良)くるみが引退しても、こうやってコートであのまあ、立場は違えど、こういうインタビュアーとしてやり取りできるっていうのはすごく嬉しいですし、あの。まあ、そうですね。
本当に最後まで駆け抜けて、あの2人でなんか喜びを分かち合いたいなと思います。