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ポストマッチインタビュー

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MATCH
INTERVIEW

2023.09.27

穂積 絵莉選手・二宮 真琴選手

ダブルス本戦第1回戦
ショーコート第二試合 1 2 3
ガブリエラ・ダブロウスキー(CAN) エリン・ロウトリフ(NZL) 6 4 7
★穂積 絵莉(JPN) ★二宮 真琴(JPN) 4 6 10
穂積 絵莉選手・二宮 真琴選手

おめでとうございます。 セカンドと10ポイントタイブレークと、いずれもあのリターンゲーム、リターンからの攻撃がすごいうまくいったと思 って見てたんですけれども、お二人はどういうマインドでやってたのかっていうのと、どこらへんがうまくいったのかってお二方に教えていただけますか。

穂積選手
そうですね。あのー、もうベースの考え方として、私たちはそんなにビッグサーブを持っているわけでもないですし。 ただ、やっぱりリターンは、しっかり、あの、強いボールを打ってリターンできていけば、ブレイクするチャンスがあると思っていて、 やっぱりリタンゲームでリズムを取るっていうのが、私たちの1つの形かなっていう風に考えていて。今日の相手は、もちろんUSオープンも優勝してますし、先週のグアダラハラも準優勝していて、 サーブも結構早くて、いいサーブを打ってくるのを知っていたんですけれども、それでも、こっちも引かずに、今日は、 どんどん強気でリターンを打っていこうっていう風に話して、それが最初からできていたので、ファーストセットも、多分、2回ブレイクできていて、まあ、あの、ファーストセットは、自分たちのサービスゲームが、なかなかキープできなかったので、落としてしまいましたけど、 やっぱりファーストセットでも、そういう風に、ブレイクできていたので、そのあと、セカンドセットも、スーパータイブレークも、どんどんリターンから仕掛けていこうという風に話して、プレーしていました。

二宮選手
私は、リターンを攻撃的にいくのが武器でもあるので、それを、いっぱい出せるように、ここ最近の試合でも、 毎試合、それがしっかりできるようにやってるので、それが、今日も、 入ったり入らなかったりですけど、攻撃的に、攻撃的な気持ちでいけたのはよかったなと思います。

お疲れ様です。まず、相手が、全米オープンで優勝してる、グアダラハラでも、こう成績上げてるっていうところで、ドローが出たときに、どういう、こう戦い方をしようかと思ったか、あと向こうが、お二人も優勝して入ってきてっていうところで、その辺の、調整とか準備っていうのは、いかがだったでしょうか。

穂積選手
そうですね、元々、ドローが出る前から、私のコーチが、 あの、二人にあたりたいって、なぜか言ってて、来た時に、お、よし来たっ!ていう感じの気持ちだったんですよ、正直。 で、まあ、もちろん、その、強いことは分かっていましたけど、やっぱり強いペアと当たるときは、初戦であたった時の方が、チャンスがあるっていう風に私は基本的に思っていたので、 今回も、まあ、相手はグアダラハラから移動してきて、長時間移動してきて、 調整する時間も多分あんまりないですし、時差ボケもあったり、体調も万全じゃないかもしれないから、余計にチャンスが広がると思っていて、特に今日はすごく対策っていう対策はしてないんですけど、ま、自分たちの直感を信じて、 あの、最後までプレイして、それが結果につながったっていう感じです。

二宮選手
はい。えっと、私はここ最近、穂積さんとまた組み始めてから、結構いい 試合が、勝っても負けてもできていると思うので、それを今回、どの相手と当たっても、 自分たちのやるべきことは一緒なので、そこは、なんか相手関係なく自分たちのやることをしっかりやろうって思っていました。

今年調子いいですけども、全仏オープン優勝したのはもう5年ぐらい前でしたっけ。 あの時から、ペアとして大きく変わったところとか、逆にここは変わっていないとかいうところがありますか。

穂積選手
昔からこのペアで組んできて、やはり自分たちの強みは、私が後ろでボールを作って、真琴に前で動いてもらう形が一番の 私たちのポイントが取れる形だったんですけれども、逆の、真琴が後ろで私が前っていう形も、 それぞれが、違うペアと組んだりして、それぞれのスキル、ベースラインでのスキルだったり、サーブだったり、私の前での動き方だったりとかが、スキルが多分前よりも上がっているので、 今日はなかなかブレイク、キープですることが難しかったんですけど、真琴のサービスをキープする、 いい形でキープすすること、できることが、結構、先週の中国だったり、大阪での大会だったりでも、増えたかなっていうのはあります。で、やはり元々の形は今も変わらず、あの、強いところは継続してやっていて、やっぱり、真琴のスピンロブ、トップスピンロブがその速さで、あの速さで打てる選手って、なかなかいないんですけど、 それがどんどん、今日はあんまり、そんな形にならなかったですけど、いい時は、どんどん、どんどん打っていっているので、すごく、それは、頼りがいがあるというか、あの、頼もしいです。

二宮選手
はい、穂積さんと一緒です。全部言ってくれました。

ちょっと二宮さんにお伺いしたいんですけれども、その、ロブっていうのも、ずっと武器だっていうところで、で、ただ、あの、一時期、ちょっと、その前は完全に感覚で打ってたのが、 打ち方がちょっと分からなくなってしまったっていう、なんで前打ててたんだろうと思った時期があって、そこからなんかちょっとこう、また最近ちょっとわかってきたみたいな、 なんかこう、波があったような気がするんですけれど、その辺り、なんかまた今は結構取り戻してる感じなんですか。

二宮選手
はい。やっぱりフレンチで準優勝した時はすごいロブが決まってたんですけど、それ以降相手もちょっと 読んできたりとか対策され始めて、なんかロブが決まらないなって思って。うーん、その辺からちょっとロブ、 なんか、タイミングとかちょっとわかんなくなってたんですけど、穂積さんとまた組んで、やっぱり私のロブは武器だから、どんどん使っていった方がいいよって、絵莉ちゃんからもコーチからも言われて、 やっぱそうだなと思って。あの時みたいに、なんか自分のタイミングでしっかり構えて打てれば、あの、 相手がわかってても、決まらないにしても、相手をしっかり動かして、相手のフォーメーション崩せるので、それはどんどん使っていこうと思って。うん、なんか、やっぱ、自分が、自分の動きが良かったらロブは打てるなって思いました。

お二人のこう、近未来の目標っていうのをちょっとお伺いしたいんですけど、来年、パリ五輪とかもありますし、やはりこう、日本人同士のペアであの、 やるにあたっては、1つ目かなと思いますし、この大会でのこう、今回での、目標、成し遂げたいことと、ちょっと来年ぐらいまで見た時の目標っていうの、それぞれお聞かせいただけますか。
A.二宮選手
えーと、2人の目標としては、パリオリンピックに2人で出てメダルを取ることを目標にしてやってるので、それが一番の 目標です。

はい、同じです。はい、ま、そうですね。新たに大阪から組むようになって、 ほんとに、それぞれ今年は組むことがなかったですけど、色々な選手と組んで、お互いに成長した部分がすごくあると思うので、 そこをもっともっと伸ばしていきながら、自分たちの欠点も補える部分もあるので、補いながら、本当に、さっきまことが言ったように、この2週間、勝っても負けてもいいプレーができているので、そこをまずは続けていって、 自分たちのいいところをもっと出せるように、そして良くないところも、 どんどんどんどん克服していけるようにして、パワーアップしていきたいなっていう風に思ってます。

今、大阪からまた組むことになってというお話だったんですけど、またこう、再結成ということに至った理由とか経緯をちょっと軽く教えていただけますか。

穂積選手
そうですね、まあ、あのー、来年パリオリンピックがあるなっていうのを考えた時に、私 はもう今年はこう固定して、パートナーを固定せずにやってきたんですけれども、その、パリオリンピックを考えた時に、やっぱり私は東京は出れてなくて、リオのオリンピックは出てるんですけど、もう1回出て、やっぱりあのフレンチオープンで準優勝した、自分たちの相性のいい場所での大会でもありますし、 やっぱりメダルを目指してもう1回しっかりやってみたいなっていうふうに考えた時に、 やっぱり真琴とはすごくプレーの相性もいいと思っているので、あの、私から真琴に声をかけて、もう1回やってみないかっていう風に。はい、話しました。

今の質問に関連してと言うか、二宮さんは、そのお話を穂積さんから受けて、どういう風に受け取ったというか、どういう気持ちになったのかっていうのを教えていただけますか。

二宮選手
穂積さんから話もらって、うん、私も穂積さんとよし頑張ろうっていう気持ち にさせてもらったかも。パリオリンピックはなんか正直、今年の私の調子とか、ランキング的に なんかあんまり見えてないというか、それまではあんまり頭に入れてなかったんですけど、穂積さんから話もらって、もう1回、あの、気合い入れてやっていこうって。穂積さんとだったらできるって思って、 あの、気合い入れました。