お疲れ様でした。本玉さんがこうやりたいプレーっていうのもすごく見えた試合だったかなとも思いますし、すごくよく打ち合ってるなとも思うんですけれど、イガ選手の、どういうところで最終的にこう差が出た、どういうところに1番彼女の強さを感じましたか。

そうですね。４－１から、ファーストは４－１から 私がリードして、5、3、40‐0。そこからでも取りに行こうっていう、しっかりラケットは振ってきて、 こう、置きにいってこない、置きに行かないっていうのが、本当にどんな時でも振っていく、そういう怖さがすごいあって。で、セカンド放されて、1－5から5－5に追いついたけど、またそこで ペースを落とすことなく、しっかり振ってきて、自分からこう、ポイントを取りに来るっていうところが やっぱり強いなって思いましたね。

ファーストセット、4-1でリードした時の、どういう心境で臨んだのかっていうのと、あと今日、えーと、 シフィオンテク選手と対戦して、こういう結果の試合だったわけですけれども、これが本玉選手にとって、どういう試合になり得たか、またはなったかっていう、あの、この試合の捉え方を教えてください

ファースト4-1まで、自分的には結構緊張していても、とにかく振ろう振ろうと思いながら、 緊張してると、体が止まりがちなんですけど、もうとにかくボール追いかけて、で、サーブリターンの時も、 ポジションを変えて、ちょっと相手を惑わせたり、そういうことがすごい効いて、で、4-1リード、相手もすごい嫌がってるのが見えたので、そこが4-1アップ、すごい良かったところかなって思って。で、 試合全体通してはすっごい悔しいんですけど、ま、自分は1-5から5-5までのプレーはほんとにすごいよくできてたと思うし、今、 これから目指すべきテニスがそこだと思うので、もっとフィジカル鍛えなきゃいけないですし、もっと磨かなきゃいけないんですけど、自分のプレーに凄い自信がもっとつきましたし、自分はやれるって思えるような試合が できたことがすごく嬉しいし、めちゃくちゃ自信になりました。

あのコート、センターコートから去るときに深々と一礼して 退場されてた。ちょっと見ててびっくりしたんですけど、あの時は本玉さん、どのような思いであのような形になったんでしょうか。

そうですね。ま、ちょっと最初、イガ選手の応援が多いかなって思いながら、ドキドキしながら入ったんですけど、でも、やっぱり私のプレイで すごい、多分会場も沸いてましたし、次は倒してやるって思いながら、そういう感じですかね。はい。

さっき自信をついたっておっしゃったんですけど、いい意味で、手応えと課題と両方見えたような試合だったかなと思うんですけども、それについて両方語っていただけますか。

そうですね。手応えは、今の目指してるプレイが今の（世界ランキングが）ナンバーツーにも通用する 早いテンポでストレートで展開していく、自分には足もあって、このペースでもついていける。 そういうところがすごい手応えを感じたところですし、課題も今のプレーをもっと磨かなきゃいけないっていうところなので、本当になんか悪いところっていうところは 今はそんなに感じてなく、全てをレベルアップしてこうっていうことを考えてます。

先ほどリターンをこう工夫してるって話出ましたけれども、すごくこう、まあもちろん下がってる時もありますけど、かなり前に出て、前に出て打つっていうことはもちろん、その、今度はまた次のボールが早く帰ってくるっていう、そういう怖さもあるかなって。特にイガ選手なんかほんとにボール捉えるタイミングも早いっていう中で、その辺の、こう、自分の葛藤とか、あるいは、その実際にやってみて、あ、これでいけるっていう感じとか、その辺はいかがでしたか。

そうですね。中に入ってもそんなに追いつかないとか、そういうの全然感じることなかったので、もっとどんどん中に入っていけるとも思いますし。
でも中に入ってるだけだと、その短くなった時とかに、ドンと打たれた時はやっぱり早いって感じるので、そこの中に入るだけではなく、後ろで下がってしっかり打つとか、そういう全てミックスした中で中に入るっていうのはすごく有効的に使えると思ってるので、ちゃんとしっかり打てたら 中に入ってても全然怖さは感じないです、次のボールに対しての。

さっきフィジカルという話があったんですけれども、試合を通じて、こう、実際こう打ってる、体の辛さとか、それってどういう風なリズムで、もちろん最初はねトップフォームで入れたと思うんですけれど、第2セットとか、どうだったのかなと思いまして。

いや、きつかったんですけど、めちゃめちゃきつかったんですけど、 ま、ついていける、スピードにもついていけるって思いますし、自分的にはいっぱいトレーニングしてるって思ってるんですけど、 やっぱまだ足りないっていう。やっぱり試合終わった後に久しぶりにきつかったって思ったので、まだまだこのレベルでは足りないっていうのを感じさせてもらえたので、もっと頑張ります。

その、1-5からい1度追いつけたというのは、なんかこうマインドセット、気持ちの方で頑張れたのか。どうなんでしょう。その辺はどうして追いつけたと思います。

そうですね、1ポイントでも多くこの場でイガと戦いたいなってすごい思って、 本当に1球1球に集中して、自分のプレーを最後まで出し切ろうっていう思いでやったら5-5まで行きました。 でも、そこの5-5からもう1個レベル上げないといけなかったです。

この試合を皮切りに、おそらくもしかしたらキャリアの中でも なんでしょう、転機になるような試合になったかもしれないと思うんですけれども、この試合を皮切りに、今後どうやって、どうステップアップしていきたいか、ちょっと目標も含めて教えていただけますか。

今のこのプレーをやり続けたら絶対にトップ100に入れると思ってますし、 今の目標はトップハンドレット入ることとツアー優勝することなので、年内にトップ100いけるように頑張ります。

サービスゲーム、ちょっと目を向けてみると、第1セット中盤から、6回連続で落としちゃったところがあったんですけども、そこらへんのどう受け止めと、今後どう強化していきたいか教えてください。

サーブもいろいろな球種を混ぜたりして、ミスを誘えたところもあったんですけど、ちょっとミスを期待しすぎてしまって。1番悔やむのは5‐3、40-0。 そこがちょっとやっぱり、自分が入れに行ったわけでもないですし、こう、置きに入ったわけでもなく、でもちょっとその前がリターミスしてくれたりで、それでちょっと期待しちゃったので、 そういう部分がやっぱり自分のサービスゲームをキープできなかったっていうのにちょっと繋がってると思うので、 そこは球種を変えるとか、スピードを落とすとか、でもそこから何をやろうとか、そういう全て次に繋げられるように考えて今後やっていかなきゃなって思ってます。