TORAY PPO TENNIS

WTA
JP / EN
ポストマッチインタビュー

POST
MATCH
INTERVIEW

2023.09.28

マリア・サカーリ選手

シングルス本戦2回戦
センターコート第四試合 1 2 3
土居 美咲(JPN)
★マリア・サカーリ (GRE)
マリア・サカーリ選手

まず、おめでとうございます。そして何よりも日本人の選手を称えてくださり、本当にありがとうございました。
そして、明日ですが、ガルシア選手とのマッチが控えています。今のお気持ちはどうでしょう。エキサイティングなんでしょうか。それとも落ち着いていらっしゃいますか。

数日前にまだ戦ったばかりの相手ですし、正直なところはとてもエキサイトしているというところだと思います。今日の試合はもうほんとに美咲さんが最後の試合ということで、とても感情的になるところはありましたけれども、ただ、私にとっては非常にいいプレイができた試合だと振り返っています。 先週のグアダラハラからの良い状態が保てているなと思いますんで、それをまたこの後も続けられればと思います。

グアダラハラからこちらに向かわれて、 そして非常に違ったコンディションの中の試合になったと思います。湿度も高く、非常に暑いという気候でしたけれども、その中、ボールの弾み方も違ったかと思いますが、えー、そういったところにはどのようにアジャストできたでしょうか。

そうですね。まあ、先週はもちろんとても標高の高いところでプレイしたので、だいぶ、ここは海抜 と同じぐらいなところに近づいているので、そういった意味では違いはありますけれども、やはり練習をしてみると、ボールがなかなか進んでいかない、飛んでいかない。それは実は、普通なことであって、先週はやはりあまりにもボールがどんどんどんどん飛んでいくという感じだったので、その特殊な環境から普通に戻ったかなと思っています。ただ、このコートのスピードが出るところは、私はとても良いと思っていますし、実際に私のサーブも効果的になります。 残念なことにちょっと湿度は高いですけれども、本当に暑いんですが、ただ私は実はこういった天候の方が好きで、寒い気候よりもこちらの方が好ましいと思っています。

お疲れ様でした。試合が終わった後に土居選手にこう何か話し掛けられたと思うんですけど、どんな言葉を掛けられたか教えてください。

はい、その時はですね、もうほんとに、美咲さんがとても感情的になっていましたから色々とお話ができたんですけども、ただ、私はとにかく彼女に対して素晴らしい テニス人生だったなということを、ほんとに祝福したかったと思います。そして、今日、彼女の最後の試合で戦えたことを光栄に思っているということを伝えたかったです。
というのも、やはり彼女は本当にテニス界でもほんとに優れた人で、数多くの選手からリスペクトを受ける人の1人ですから、私としても彼女に対しての精一杯のリスペクトを払いたいと思いました。 そして、美咲さんにはこれから先の人生で、どんどんどんどんたくさん楽しいこと見つけて楽しんでもらえればと思っています。

来年はオリンピックがパリで開かれます。そして、もちろん、テニス選手にとってグランドスラム優勝というのはとても夢に思うところだと思いますけれども、そのグランドスラムのフレンチオープンはそのオリンピックが開かれるフランスで開かれると思いますけれども、そういったところに対してのモチベーションというのはどの程度お持ちですか。

ギリシャ人にとってオリンピックというのは、非常にこう気持ちが高まるものであって、やはり全てがギリシャから始まっているという点では、我々にとっては非常に大きな意味を持つ大会なので、 当然、オリンピックに対しては自分自身も大きなものを期しているところです。 シングルスであっても、あるいは混合ダブルスであっても、出場することになったら、メダルのために、国のメダルのために、獲得のために戦いたいというのが私の夢でもあります。 そしてやはり、次の大会というのは、私にとってもっと近くなる ので、そういう点で家族あるいは友人も多く駆けつけてくれるんではないかと思いますから、そういったところでもやはりワクワク感がとても大きいと思います。前回、東京でのオリンピックで経験したことというのは私にとっても素晴らしいものでした。
選手村でも本当に良い時間を過ごしましたし。ただ、残念なことに観客の皆さんがいらっしゃらなかったという点はありましたけれども、それでも私にとっては本当に人生に残る 大切な経験だったと感じているので、次のオリンピックもぜひ楽しみたいと思います。