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ポストマッチインタビュー

POST
MATCH
INTERVIEW

2023.09.29

穂積 絵莉選手 二宮 真琴選手

ダブルス準決勝
ショーコート第一試合 1 2 3
★穂積 絵莉(JPN)★二宮 真琴(JPN)
加藤 未唯 (JPN) ナディヤ・キッチュノック (UKR)
穂積 絵莉選手 二宮 真琴選手

今日に関しては昨日、意識するなという方が難しいとか、色んな感情の中で試合だったと思いますが、まず、試合のプランとそれから、ストレートで勝てたということの率直なご感想と、それぞれいただけますでしょうか。

穂積選手
はい、あのー、やはり意識しないのは難しくて、ほんとに今日の試合で負ける夢を見るぐらい意識してしまってたんですけど。 はい。でも、やっぱりまこととも、コーチたちとも試合前に話して、今自分たちがやってきてることを最初から最後まで試合で出しきるっていうことにだけほんとに集中するようにして、試合中もうまくいくこともあれば、うまくいかなかったこともありますけど、 その時その時でまことと話し合って、自分たちが何をするべきかっていうのを整理して 、それは最後まで貫いてできたかなと思います。で、それで結果がついてきたので本当に今は素直に嬉しいです。

二宮選手
私も昨日寝る前に、もう今日の試合のことを考えすぎて、なんかいろんなこと考えちゃって、なんか 前の日から緊張してたんですけど、ま、でも、考えてもやっぱり自分たちのやることをやらないと勝てないし、 もうそのことだけに集中しようと思って、結局今日は緊張せずに試合に入れたので、ま、そこは良かったかなと思いますし、試合中も穂積さんと話しながら最後まで強気でプレーできたので良かったです。

すいません、もう1問で、今日はお互いだと思うんですけれども、ライン際の本当に わずかにこう入っているという球がお互いに多分あったと思います。お互いのプレーっていうのをそれぞれ評価というか、していただけますでしょうか。

二宮選手
んーと、最初の私のサービスゲームの時に、ボレーを穂積さんの前に来たのに、ボレーすごいスルーしたポイントがあって、 すっごいもう2メートルぐらい内側に入ってたのにスルーしたから、え、やばい、大丈夫かなって思って、すごい今日弱気なのかなって思ったんですけど、でも、ストロークとかリターンは強気に攻めてたから後ろは大丈夫だと思ってました。 でも、その後も、あの、まあ、ボレーはミスもあったけど、でも積極的に動いてくれてたので、 そこは去年組んでた時よりもすごく積極的なプレーをしてくれてるなと思ってます。

穂積選手
はい。えっとー。 ま、やっぱりまことの持ち味は強気で、どんどん早いタイミングで攻めていくっていうのがすごくいいところだと思っていて、 今日もそれが最初からどんどんどんどん出て、リターンでも強気で果敢に攻めてくれたので、すごく頼もしかったですし、特にマッチポイントはやっぱり私もすごい緊張して、リターンなんかもう、ほんとなんとか入れたみたいな、めちゃめちゃなんかしょぼいリターンだったんですけど、 最後彼女が動いてくれたことで、すごく助かって、やっぱりそういう、スコア的には6‐2、6‐4でしたけど、やっぱりギリギリのところで気持ちも戦ってたので凄く助けられました。

おめでとうございます。
えっと、今日、前の試合に続きリターンゲームで、結構ブレイクできたのがすごい助けになったと思うんですけれども、どういうことをやろうとして、どこらへんがうまくいったのか教えていただけますか。

二宮選手
うーんと、リターンゲームからしっかり、 ま、アタックというか、攻めて、私の持ち味でもあるので、それはやっぱり今日も出していこうと思ってて、全部ができたわけじゃないですけど、 そういう気持ちでできたので、相手が触ってくれたりとかミスしてくれたポイントもあるので、リタンゲームで積極的にできたことで、自分たちのサービスゲームも強気でいけたかなと思います。

穂積選手
私も、はい、同じです。あの、 具体的にどこに打つとか、どういう風にやるっていうのは、ま、その時その時で違うんですけど、やっぱりベースも強気で こうアタックしていく、強く打つっていうのを今凄く意識してやっているので、今日もそこを二人でやっていきました。

お疲れ様です。凄くお二人とも眠れないぐらいに意識したっていうところですけれど。それは加藤さんをよく知ってるから、逆にこう考えすぎてしまうっていうことなのか、あるいは、なんかもうちょっと別のものなのか。どういうところを意識する内容っていうのは。どういうことを考えすぎてしまうんですか。

二宮選手
んー、やっぱり加藤さんだからっていうのは大きいです。まあ、やっぱ94年でみんなライバルで戦ってるので、そういうところはやっぱ対戦するってなると、意識してしまいますし。
今年私はマドリードで対戦して負けてるので。ま、そういうのもあって前の日からすごい考えました。相手のプレイ分かってるし。どういうことされるな、どういうことしてくるかなっていうのをすごい考えて、だから私はこうやって攻めようかなとか、なんかいつもと違うことをし、 違う攻め方をした方がいいのかなとか考えるんですけど結局は自分たちのやるべきことをやるだけだって整理して寝たので、今日は緊張しなかったです。

穂積選手
もうほんとに全く一緒です。 ほんとに94年でずっとちっちゃい頃から一緒にやってきて、ほんとにライバルで何回も当たったこともありますし、今言ったように 彼女のいいところも彼女の良くないところも知ってますし、多分彼女も私たちのいいところも悪いところもわかってるので、なんかどういうふうに攻めて、どういうふうな作戦で行こうかっていう風なことをやっぱり考えすぎてしまう けど、ほんとに今まことの言ったように、結局は自分たちがやりたいプレーとか自分たちのプレーを出すことが1番かなと思って試合に入りました。

おめでとうございます。
この大会の決勝は二宮さんは18年以来で、穂積さんは初めてだと思うんですけど、地元の大会でということで、日本勢での決勝ということで、それぞれちょっとその辺の思いを聞かせていただけますでしょうか。

二宮選手
やっぱり、あの、日本人ペアで決勝戦えるのはすごい嬉しいですし、相手が次はもう日本人じゃないので、観客の皆さんに全力で応援してもらいたいです。

穂積選手
はい。私この大会ほんとに大好きで、もちろん家が近いっていうのもありますし、知り合いや家族がすごく見に来てくれるのでほんとに大好きな大会なんですけど、多分、2回戦以上行ったのが初めてだと思ってます。自分の記憶では。なので、ほんとに決勝に進めたことはまず嬉しいですし、 明日はお休みなので、また土曜日お客さんもいっぱい見に来てくれるかなと期待して、自分たちのやるべきことを最初から最後までできるように頑張りたいと思ってます。

お二人、パリ五輪に向けて再び、再スタートということなので、この大会ももちろんそのランキングにも関わってきますし、9月のタイミングから再結成してタイトルとなれば来年に向けてもね、弾みになると思うんですけど、その辺の思いっていうのをちょっと最後にお聞かせいただきます。

穂積選手
実は去年、2人で組んで250は 3回優勝してるんですけど、500以上の大会で1回も勝ってなくて、そういったことがあったので、今回このグレードで決勝進出できたっていうのが、ほんとにお互いの成長と、ペアとしても成長をすごく感じていて、もちろん最終的な目標は、やはりオリンピックに出てメダルを取るっていうところで設定してやっていますけど、 ブレイクダウンして短い目標をチームで立てながらやっていいて、今のところは順調にこの2週間、3週間来てるかなと思っているので、これからも、たくさんコミュニケーションをとっても、もちろんこの後、良くない時期も出てくると思うんですけど、そういう時こそ、お互いの気持ちをしっかり話し合って、いいペア、強いペアになれたらいいなと思っています。