2023年9月28日(木)、東レPPOテニス シングルス本戦2回戦で、WTAランキング6位のマリア・サカーリ選手との試合が行われ、本試合が現役生活最後の試合となりました。

数々の日本テニスの歴史が刻まれた有明のセンターコートで、土居美咲選手が現役生活にピリオドを打ちました。最後の対戦相手となったのは、世界ランク6位のマリア・サカーリ選手。3-6 1-6と完敗のスコアでしたが、「最後にこんなすばらしい選手と対戦できたことは、今までがんばってきた最後のご褒美」と振り返りました。
第1セット、随所で土居選手らしいアグレッシブなショットを見せましたが、第3ゲームでブレークを許し、直後のゲームで2度のデュースには持ち込んだもののブレークバックにはいたらず。さらに第9ゲームで2度目のブレークを喫してセットを落としました。

先週のグアダラハラで自身初の『WTAツアー1000』のタイトルを手にしたばかりのサカーリ選手は、遠いメキシコからの移動にも標高や気候やコートコンディションの違いにも動じませんでした。好サーブを叩き込み、重いショットで土居選手の攻撃力を封じる。第2セットの土居選手はサービスゲームを一つキープするのが精一杯だった。試合後、ネットで長いハグを交わした二人。サカーリ選手は、「彼女の最後の相手になれて光栄だった。美咲にはこれからの人生を楽しんでほしい」と真剣な眼差しで話しました。

また、本日、会場のファンからのたくさんの声援が見守る中、引退セレモニーを行いました。

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