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東レPPOテニス2023/シングルス優勝 ベロニカ・クデルメトワ選手、おめでとうございます!

東レPPOテニス2023/シングルス優勝 ベロニカ・クデルメトワ選手、おめでとうございます!

ハード系カウンターのジェシカ・ペグラ選手と、パワーストローカーのベロニカ・クデルメトワ選手の激しいラリー戦となった決勝戦。どちらが勝っても大会初優勝というカードは、有明コロシアムのコートにプレースタイルがより合っていると思われたペグラ選手に対し、クデルメトワ選手が深くパワフルなショットでラリーの主導権を握った。

現在は世界ランク19位だが、1年前は9位だったクデルメトワ選手。第1セット第2ゲームをラブゲームでブレークし、立ち上がりから3ゲーム連取の好調な滑り出しを見せた。第5ゲームでブレークバックを許したが、ペグラ選手を左右に揺さぶってプレッシャーをかけ続けたことが終盤の展開に影響した。

第12ゲーム、ペグラ選手がここをキープすればタイブレークというところで、デュースから2ポイント続けてダブルフォルト。ペグラ選手にとっては守勢を強いられていたことで、サーブのリズムもつかめなかったようだ。

第2セットは6-1と一方的な展開。「読みの良さは自分の強みでもあるが、今日はそれも難しかった」とペグラ選手が脱帽した通り、クデルメトワ選手の鋭いショットがダウン・ザ・ラインにクロスにと炸裂した。

2021年4月のチャールストンに次ぐキャリア2度目の優勝となった26歳のクデルメトワ選手。「この数ヶ月はなかなか結果が出せなかったので、自信を取り戻せたことがうれしい。最初の優勝と同じくらい特別なもの」と語った。優勝の瞬間に喜びの感情を表すことはなく、「感情がなかなか出ない性格なんです」と記者会見で明かしたが、夫でありコーチでもあるセルゲイ・デメキンと抱き合って喜びを分かち合ったあとには、はにかんだ笑顔を見せていた。

夫と2人のツアー生活は「楽しいこともあれば難しいこともある」と苦笑していたが、夫婦二人三脚で再びのトップ10入りを目指す。

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